후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
ところが日本のレコード界では、どういうものかワルターの知られること甚だ晩く、ワルターがウィーンを去ろうとする頃初めて愛惜されているのは、まことに皮肉なことでもあり、迂遠なことでもある。
ワルターの良さは、その中庸を得た美しさにある。ワルターはフルトヴェングラーのような劇的誇張を伴わず、また情緒に溺れるようなことをしないが、しかし決して冷たい、形式を整えようとして外面的なことに終始する人ではない。形においては古典的な演奏をする指揮者であるけれども、腹の底にはモダニズムを持っており、スタイルの端正なことでは恐らく当代の第一人者であろう。ワルターくらい綺麗で、形の崩れぬ演奏をする人はない。そのくせグスターフ・マーラーの衣鉢を継いだという一種の豪華な行き方とロマンティシズムの色合が、相当この人の指揮を支配している。
ワルターの演奏は非常に端正で、むやみな歪曲はほとんど発見されない。その点では、フルトヴェングラーやストコフスキーとは、全く異なった立場にいる人である。しかしこの人の持っている端正美の中から出て来る美しい情緒は、決して外からつけた付焼刃のセンチメンタリズムではなく、おのずから滲み出して来る内面的な輝きなのである。