후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
……その上……その上……きょうの試合には、きっと、武蔵は討たれるだろう、わしも、吉岡清十郎には義理があるから、よしや清十郎が及ばなくても、助太刀して、武蔵を討ってしまわなければならぬ。……そういって、ゆうべから泣き明していた私を、数珠屋の二階に縛りつけて、あなたは今朝、出て行ったのではありませんか」
「……気が狂ったか、朱実、大勢の人中だぞ、青空の下だぞ、なにをいうのか」
「いいます。気も狂いましょう、武蔵様は、わたしの心の中の人です。……その人が、なぶり殺しになるかと思えば、じっとしてはいられません。数珠屋の二階から、大きな声を出して、近所の人に来てもらい、わたしの体の縛めを解いてもらって駈けつけて来たのです。わたしは、武蔵様に会わなければならない。……武蔵様を出してください。武蔵様はどこにいますか」
「…………」
小次郎は、舌うちをして、彼女の凄まじい饒舌の前に黙ってしまった。
逆上していることは確かだが、朱実の口走っていることに嘘はないらしい。それが嘘でないとすると、小次郎という男は、この女性に温かい世話をかけながら、半面にはまた、この女性の心と体とを極端に虐待して楽しんでいるのではないかと疑われる。