후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
線の太い世渡りをしなけりゃあ嘘だ。生半可、正直に、善良にと、量見を良くしようとするほど、却って運命ッて奴は、人を弄ったり皮肉ったり、ベソを掻くようなことばかり仕向けて来やがって、碌な道は拓けて来やしねえ。……え、朱実、おめえだってそうじゃねえか。お甲っていう女にしろ、清十郎という男にしろ、そんな者の餌になって、食われているから悪いのだ。食う人間にならなけれやあ、この世は強く生きちゃ行かれねえぜ」
「…………」
朱実は心を動かされた。よもぎの寮という家から離れ離れに世間へ巣立って、自分はその世間に虐まれて来ただけであるが、さすがに又八は男だけあって、以前よりもどこか慥りしたところが人間に出来てきたように思われた。
けれど、彼女の頭のどこかに、まだ捨て難い幻影がちらちらしていた、それは武蔵の影であった。焼けた家の焼け跡へ行って灰でも眺めてみたいとする――愚かな執着にそれは似ていた。
「嫌か」
「…………」
黙って、朱実はかぶりを振った。
「じゃあ、行こう。嫌でなければ――」
「だけど、又八さん、おっ母さんは、どうするつもり?」
「ア。おふくろか」
又八は、彼方を見上げて、