후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
――当然そこからは今、下り松の変を知って、慌てふためいて駈けつけて来た吉岡勢の一団がある。ものの二十間とも駈けないうちに、武蔵はその先頭とぶつかって、後から追って来るものとの間に挟まってしまわなければならないはず。
二つの勢いは、その藪道でぶつかった。味方は味方の雄々しい姿を見ただけだった。
「や。むむ武蔵はッ」
「来ないッ」
「いや、そんなはずはないが」
「でも――」
押問答をしている間に、
「ここだッ」
武蔵がいった。
路傍の岩の蔭からおどり出て、武蔵は、彼らの列が通り越して来た道の中央に立っていた。
――来いッ。といわんばかりな第二の準備が彼のからだにできていた。愕然と、それへ動きかける吉岡勢は、道幅の狭さに出鼻から全体の力に集中を欠いてしまった。
人間の腕の長さと刀の長さとを加えて、体を中心に円を描くとなると、その狭い道幅では、二人の味方が並ぶのさえ危険である。のみならず、武蔵の前に立った者は、ダダダダッと踵を鳴らして後ろへ退がって来たし、後方の者は、争って前へ押して来るため、大勢という力の自体が、咄嗟に混乱を起して、味方は味方の足手纒いとなるばかりだった。