후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
――わあっ、逃げたっ。
遠い所の動揺めきは、吉岡方のうろたえを同時に嗤ったように響いた。武蔵の影は、とたんにもう原の西側の端れから青い麦畑にとび降りていたのである。
すぐ後から、
「返せッ」
「待てッ」
どうっと、続いて人数の一部がそこを降りたと思うと、そこでまた、思わず耳をおおうような絶鳴が二声ほど走った。崖の下にへばりついていた武蔵が、自分に倣って向う見ずに飛んだ者を、下で待ち伏せていたように斬ったのである。
――びゅっ。
――ぶすんっ。
麦畑の真ん中へ、二本の槍が飛んできて、土へ深く突っ立った。吉岡方の者が、上から投げつけた槍である。しかし、武蔵の姿は泥の塊りのように山畑を駈けて跳び、またたく間に彼らとは、約半町ほどな距離をつくってしまった。
「里の方だ」
「街道の方へ逃げた」
という声が頻りと多かったが、武蔵は山畑の畝を這って、その人々の手分けして駈けまわるさまを時々、山の方から振返って見ていた。
やっと、その頃。
朝陽はいつもの朝らしく草の根にまで映してきた。
菩提一刀
一
大四明峰の南嶺に高く位しているので、東塔西塔はいうまでもなく、横川、飯室の谷々も坐ながらに見える。