후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
おれがいってるのは、吉岡家の話だ。嘘だと思うなら、太閤様の後をみねえ」
それからまた、話はもどり、下り松で果し合いのあった朝、おれはあの近所だから見ていたという石切が現れる。
その石切はまた、自分の目撃談を、もう何十遍も何百回も人中で聞かせているとみえて、おそろしく語ることがうまい。
百何十名の相手を敵にまわし、宮本武蔵という男が、こうやって、こう斬りこんでと、まるで自分が武蔵になった気かなにかで、おそろしく誇張して話している。
隅の床几の上に寝ていた本人は、まだその話の酣な頃には、深く睡っていたので倖せだった。もし眼がさめていたら、噴飯に堪えないどころか、面映くてそこにいられなかったかも知れない。
ところが、それを聞いて甚だ面白くない顔をしている一組が、その前から軒先のべつな床几を占めて聞いていた。
中堂の寺侍三名と、その寺侍たちに、この峠茶屋まで見送られて来て、
(では、ここで――)
と別辞を交わしていた好青年である。若衆小袖を旅扮装に凛々しく括り、前髪の元結も匂やかに、大太刀を背に負い、身の拵え、眼ざしや構え、なにしろ花やかに見うけられる。
石切たちは、その風采に恐れをなして、床几を去り、莚の方に番茶を運んで、無礼のないようにしていたが、下り松の後日譚は、そこへ移ってから、いよいよ調子づいて時々どっと