후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
武蔵様も、生きては再び会わないと仰っしゃいました」
「だけど、生きているんだから、会いに行ってもいいじゃないか」
「いいえ」
「いけないの?」
「下り松の勝負はついても、まだ武蔵様の心としては、ほんとに勝ったと思っているか、どんな用心をして叡山に身を退いていらっしゃるのかそのお気持は分りません。――それに、私へ仰っしゃったお言葉もあるし、私も、必死で掴んでいたあのお方の袂を離して、もう、今生の恩愛を断ったと覚悟したのですから、たとえ、武蔵様の居所が分っていても、武蔵様のおゆるしがなければ……」
「じゃあ、このまま十年も二十年もお師匠様からなにもいって来なかったらどうする?」
「こうしています」
「坐ったきり、空を眺めて暮しているの」
「ええ」
「変な人だなあ、お通さんという人も」
「わからないでしょ。……だけどわたしには分っているの」
「なにが」
「武蔵様のお心がです。――瓜生山で最後のお別れをする前よりも、あの後になってからの方が、わたしには武蔵様のお心が、ずっと深く分って来たからです。それは、信じるということなのです。以前は、武蔵様を慕ってはいました。生命がけで思っていました。