후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
寝たのが夜明け、眼をさましたのは既に午過ぎ。
小次郎はまだべつの部屋で熟睡しているという。昨日の初雷できょうの陽ざしは一倍澄んでいる。又八は、まだ耳に新しい武蔵の言葉を思い泛かべ、ゆうべの酒を吐き出したくなった。
階下へ降りて、着物を出させ、それを身に纏うと逃げるように戸外へ駈け出した。そして瀬田の橋まで来て見た。
赤く濁った瀬田川の水に、石山寺の残んの花もこれ限りのように流され、藤茶屋の藤のふさも砕け、山吹も散っていた。
「牛を繋いで――といったが」
その牛は、小橋の袂にも、中之島にも見えなかった。
諸所を捜したあげく、中之島の茶店で聞くと、その牛に乗ったおさむらい様ならば、きのう店の閉まる頃までここに待ってござったが、夜に入ったので旅籠へ移り、今朝またここへ来て、しばらく人待ち顔に佇んでおられたが、やがて手紙を認めて、後からわしを尋ねて来た者があったら渡してくれいと軒先の青柳の枝に、書いた物を結びつけて先にお立ちになりました、という。
見ると、なるほど、白い蛾の止まっているように、柳の枝の結び文。
「済まなかった。――では一足先に立って行ったか」