후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
わけても、半瓦の家はそうだった。ここには百姓出の怠け者もいるし、関ヶ原くずれの牢人も、親の金を蕩尽して逃げて来た極道者も、おととい牢屋から出て来た入墨者もいるが――それが弥次兵衛という戸長の下に、大家族式な生活を営み、ざッかけない、粗っぽい、極めて不しだらな――中にも整然たる階級を持って、
(男を磨きあう)
ということを御神燈に立てて、一種の六方者道場を世帯としているのだった。
この六方者道場には、親分の下に兄哥があり、兄哥の下に乾児があり、その乾児のうちにも古参新参の区別がやかましく、他の客分格だの、仲間の礼儀作法も、誰が立てたともなく、非常に厳密であった。
(ただ遊んでござるのが退屈だったら、若い者の世話などみてくれると有難い)
と、弥次兵衛にいわれたところから、お杉ばばは、一間にあって、沢山ながさつ者の洗濯とか、縫物などを、お針子を集めて来ては、整理してやっている。
(さすがに、士のご隠居だ。本位田家とやらも、相当な家風を持った家筋とみえる)
がさつ者は、噂し合った。お杉ばばの厳格な起居と家政ぶりは、ひどく彼らを感嘆せしめた。また、それが六方者道場の風紀を正すうえに役立った。