후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
「……?」
婆はいぶかしく思ったが、すぐ彼女も、同じように息をひそめ、ただ凝視の眼を、じっとすえていた。
見わたす限り、石ころと水ばかりな広い河原であった。水は澄んだ空と同じ色をしていた。燕の影が、その天地を独り自由に翔けている。
――見ると今、そのきれいな流れと、石ころの道を踏んで、彼方から澄ました顔をして歩いて来る一名の侍がある。人影といっては、それしか見当らない。
侍はまだうら若い男で、背に大太刀を負っているのと、牡丹色の舶載地の武者羽織を着ている体がひどく派手やかであった。そして、かくも大勢の眼に、木陰から見られているのを、知ってか知らずにいるのか、いっこう無関心らしく、ふと、立止まった。
「……ア。ア」
と、その時、ばばの近くにいた傍観者が、低い声をもらした。
ばばも、はっと、眼をひからした。
牡丹色の武者羽織が立ちどまった所から、約十間ほど後に、四つの死骸が、算をみだして、斬りふせられていたことがわかった。喧嘩の勝敗はもうそれでついていたのである。四人に対して、一人の若い武者羽織の方が、決定的に、勝ちを占めたものらしい。
ところが、まだその四人のうちには、薄傷の程度で、多少呼息のある者があったとみえ、牡丹色の武者羽織が、ハッと振向くと、そこの死骸から、人魂のように、血まみれな一箇が、