후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
小次郎は、そういって、心から愉快になったらしい。
「ここへ、道場を、建てたいと思いますが、ひとつ地所を見てくださいませんか」
と、半瓦は、彼を誘って、家の裏へ連れ出した。
二千坪ぐらいの空地だった。
そこには、紺屋があって、染め上げた布を、たくさんに干していた。その地所は、半瓦が貸しているので、いくらでも広く取れるというのである。
「ここなら、往来の者が、立ちもすまいし、道場などは要るまい。野天でいい」
「でも、雨降りの日が」
「そう、毎日は、わしが来られないから、当分、野天稽古としよう。……ただし、わしの稽古は、柳生や町の師匠などより、うんと手荒いぞ。――下手をすれば、片輪もできる。死人もできる。それをよく承知しておいてもらわんと困るが……」
「元より、合点でございます」
半瓦は、乾児を集めて、承知の旨を誓わせた。
三
稽古日は、月三回、三の日と極めて、その日になると、半瓦の家へ小次郎の姿が見えた。
「伊達者の中にまた一倍の伊達者が加わった」
と、近所では噂した。小次郎の派手姿は、何処にいても、人目立った。
その小次郎が、枇杷の長い木太刀を持って、
「次。――次!」