후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
武蔵は、その男どもへも、先ほど、彼女らに告げた時と同じ言葉をもって教え、
「皆、得物を把れ。――そこらに有り合う、棒切れでも、竹でも」
と、命じた。
ひとりも反く者はなかった。
「村を荒している賊は、すべてで何十人ぐらいいるか」
「五十名ばかしで」
と、誰か答える。
「村の戸数は」
と訊くと、七十戸ほどはあるという。まだ大家族的な遺風のある土民であるから、一戸当り少なくも十名以上の家族はあるとみていい。すると約七、八百名の土民が住んでいるわけで、そのうち幼児と老人と病人をのぞいても、男女五百名以上の壮者はいるであろう。それが五、六十名の土匪のために、年ごとの収穫を掠奪され、若い女や家畜など、蹂躪し尽されても、
「しかたがない」
と、諦めなければならない理由が、武蔵には発見できない。
それは、為政者の不備にもあるが、また彼ら自身に、自治と武力のないせいもある。武力のない者に限って、ただ漫然と武力に絶対な恐怖をもつが、武力の性質を知れば、武力はそう恐いものではなく、むしろ平和のために在るものである。
この村に、平和の武力を持たせなければ、この惨害は根を絶つまい。