일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

「先生っ。たすけて下さいっ」

といった。

お通は後ろから駈けて来て、兵庫の酷い仕方に、自分の身が苦しむように、

「いけません、いけません、兵庫さま! よその子を、そんな酷いことをしては――」

いう間に、兵庫は、伊織の体を橋の上へ移して、

「もうよかろう」

と、手を離した。

わあん、わあん……と伊織は大声で泣き出した。この世に自分の泣き声を聞いてくれる者が一人もないことを悲しむように、愈※(二の字点、1-2-22)、声をあげて泣いた。

お通は、そばへ寄って、彼の肩をそっと触ってみた。もう先刻のように、その肩は硬く尖っていなかった。

「……おまえ、どこの子?」

伊織は、泣きじゃくりながら、

「あっち」

と指さした。

「あっちって、どっち」

「江戸」

「江戸の?」

「ばくろ町」

「まあ、そんな遠方から、どうしてこんな所へ来たの」

「使いに来て、迷子になっちまったんだ」

「じゃあ、昼間から歩いているんですね」

「ううん」

と、かぶりを振りながら、伊織はすこし落着いて答えた。

「昨日からだい」

「まあ。……二日も迷っていたのかえ」

お通は、憐れを催して、笑う気にもなれなかった。

六

彼女は、重ねて、