후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
――その子、声を発すれば
母も此の世に生れ出たるに似たり
爾来
母の懐を寝処とし
母の膝を遊び場とし
母の乳を食物となし
母の情けを生命となす
母にあらざれば、着ず脱がず
母飢えに中る時も
哺めるを吐きて子に啗わしめ
母にあらざれば養われず
その闌車を離るるに及べば
十指の爪の中に
子の不浄を食らう
……計るに人々
母の乳をのむこと
一日八十斛
父母の恩重きこと
天の極まり無きがごとし
「…………」
「どうしたんだい、おい」
「今、誦むよ」
「オヤ、泣いてるのか。ベソを掻きながら誦んでやがら」
「ふざけんない」
と、虚勢を出してまたつづけた。
母、東西の隣里に傭われ
或は水汲み、或は火焼き
或は碓き、或は磨ひく
家に還るの時
未だ至らざるに
わが児家に啼き哭して
我を恋い慕わんと思い起せば
胸さわぎ心愕き
乳ながれ出でて堪うる能わず
乃ち、走り家に還る
児、遥かに母の来るを見
脳を弄し、頭をうごかし
嗚咽して母に向う
母は身を曲げて、両手を舒べ
わが口を子の口に吻く
両情一致、恩愛の洽きこと
復たこれに過ぐるものなし
――二歳、懐を離れて始めて行く
父に非ざれば火の身を焼く事を知らず
母に非ざれば刀の指を堕すを知らず
三歳、乳を離れて始めて食らう