일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつのやろはち

松のや露八

吉川 英治

吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면

아오조라 문고

二

やがて淀町の焼跡の辻までかかると、精力の燃え殻になって彼は倒れていた。そのまま、癲癇のように口から泡をふいて呻いているのを、焼跡の軍夫が見つけて、附近の官軍の小隊へ報らせに走った。

二

頭には陣笠、羅紗羽織を着て、羽織の上から白襷をかけ、くくり袴に草鞋ばきであった。左の腕に、長州藩の伍長級の腕章を縛りつけている。

その若い騎馬の将校が、一人の大男の死骸を、馬の鞍つぼに引っ縛って人目を憚るように京都の方へ宙を飛んでゆく。淀の大橋は、五日の戦火に焼け落ちてしまっているので、巨椋池に沿って、宇治街道の方へ、馬首を向けていた。

立場へ来ると、駕屋宿をたずねていたが、どこの家も、避難していて、ガラ空きだった。村を通れば、村も人無し村である。

「ちッ、宇治まで行かねば駄目か」

舌打ちをして、鞭を当てる。

もう夜の九字ごろだった。宇治の町も、火の消えたようではあったが、四ツ辻の油障子に駕という大書の字が灯に泛いていた。

馬上から、

「駕屋っ」

呼ぶと、油障子をあけて、虫螻のようにぞろぞろと、

「あっ、官軍の旦那様で」

「これ、慌てんでもよい。博奕場などを捕えに来たのではない。