후리가나로 읽는 일본 고전
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まつのやろはち
松のや露八
吉川 英治
吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면
三
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今般左ノ者等発起人ト相成、海運橋兜町ニ於テ、第一国立銀行ヲ創立シ、博ク事ヲ行ワントス。資本金中二万株ハ既ニ三井組小野組ヨリ入社セリ、一万株即チ一百万円ハ諸君ニ応ジ分割スベシ、諸君冀クバ協力同心シテ共ニ洪益ヲ謀ランコトヲ
発起人 三井八郎右衛門
外四名
総監役 渋沢栄一
「ふーむ……」
露八は、いつまでも新聞に首を垂れたまま、横丁の泥濘をあるくときのような顔をしていた。
番台は、首をのばして、
「金持ちのやる仕事だから、金儲けにゃ極まっているが、一体、どんなことをやるのが銀行てえもんでしょうか」
「……書いてあるじゃねえか、ちゃんと、ここに」
「でも、分からないんで」
「よく読んでみねえ」
不機嫌に、新聞を突っ返しながら、露八が云った。
「――博ク事ヲ行ワントス、と立派に書いてあるじゃねえか。つまり、事ヲ行ワンとするんだ。こんなことが判らねえのか」
着物を引っかけて、外へ出ると、坊主頭へ濡れ手拭を畳んでのせた。昼遊びの太鼓が、トコトン、トコトンと半間な音をどこかの二階でさせている。露八は、舌うちをして、
「ここも馬関の稲荷町みてえになりやがった」