일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつのやろはち

松のや露八

吉川 英治

吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면

아오조라 문고

「はい」

「それから、小梅村に借りていたおめえの世帯だが、若い奴を、見せにやったところが、闘鶏師の仲間が来て、竈の灰まで、きれいに、攫って行ったそうだぜ。三味線一挺ありゃあしねえって、若い奴が、帰って来た」

「なるほど……それは当然さもあるべきで、異存は云えぬ」

「たいそう、諦めがいいな」

「元々、拙者が悪いので」

「そう考えりゃあ、何事も、腹は立たねえ。じゃあ、ついでに、もう一つも、諦めてしまうこったなあ」

「もう一つとおっしゃるのは」

「女。――お蔦の方だ。おめえの事情を聞いて、俺も、気になるものだから、それとなく、髪結やら、河岸の者に、噂を探らせてみると、呆れた淫婦だ、沢村田之助に入れあげて、猿若町がハネると、代地の八重桐へ引き入れて、いい気になっているという話だが」

「ほんとであろうか」

「誰が……」

と、長次はそのムキな顔つきへ思わず笑って、

「どうする? ……諦めるなら綺麗がいいし、四ツに斬る気なら、つい川下流だ、舟でも、駕でも、出してやるが」

「…………」

庄次郎は、腕を拱んで、

「そんな女じゃないが」

「ははは。甘いね、土肥さん」

「考えておきます」

「考えてみなせえ。