후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
投じたけれども自分の船から出るときに、実は松木と五代と申し談じて窃にその船の火薬車に導火を点けて置たから、間もなく船は二艘とも焼けて仕舞た。夫れは夫れとして、扨松木に五代と云うものは捕虜でもなければ御客でもない、何しろ英の軍艦に乗込んで横浜に来たに違はない。その事は横浜の新聞紙にも出て居たのであるが、ソレ切り少しも消息が分らない。私はその前年松木と欧羅巴に一緒に行たのみならず、以前から私と箕作と松木と云うものは甚だ親しい朋友の間柄で、ソコで松木が英船に乗たと云うが如何したろうかと只その噂をするばかりで尋ねる所もない。英人が若しこの両人を薩摩の方へ還せば、ソリャもう若武者共が直ぐに殺すに極て居る。然ればと云て之を幕府の方に渡せば、殺さぬまでもマア嫌疑の筋があるとか取調べる廉があるとか云て取敢えず牢には入れるだろう。所が今日まで薩摩に還したと云う沙汰もなければ、幕府に引渡したと云う様子もない。如何したろうか、如何にも不審な事じゃと唯箕作と私と始終その話をして居た。所が凡そこの事が済んで一年ばかり経てから、不意とその松木を見付け出したこそ不思議の因縁である。