일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

才蔵と呼ばれた少年は、担いでいる袋を下へ置いて内から握飯を取り出した。

「さあさあ皆の衆、持って行くがよい」

「有難うござります、有難うござります。今日の生命はこの握飯一つで生きながらえることが出来まする。ああ有難や有難や」

饑えた人々は先を争い奪うように握飯を貰うのであった。

老人は静かに眼を上げて荒れ果てた田野の有様を傷ましそうに眺めたが、

「応仁の大乱始まって以来、世は刈菰の乱れに乱れて、明日も戦い、今日も戦、臣は主を殺し、子は親を討ち、倫理は破れ、道徳は砕け、強い者勝ちの浮世となり、京師に天子御座あれども、室町に将軍控えたれど、誰一人かえりみる者もない。国々の荘園は荒れに荒れて五穀の実る場所もない。京師の衰微を見るに忍びず洛外大原の里を去って山深い信州に来て見ればここも浮世の例に洩れず、伊那と木曽との国争い! わけても伊那は饑饉に襲われ道に斃れる者さえある! 恐ろしいものは戦いじゃ! いつになったらこの日本は平和の国になるのであろう?」感慨深く呟いたが、

「さあさあ才蔵、袋を片付け山の庵へ帰ろうぞ」

「はいはいお師匠様かしこまりました」

空になった袋を肩に掛けて、才蔵は老人の後に従いて、人里離れた野の道を山の麓へ歩いて行く。