후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
今はかえって邪魔でござる!」
「うむ、どうやら失敗のようじゃな」
オースチン師は残念そうに幻灯機械を法衣に隠くした。と、また室内は闇となり、闇の中より鎗太刀の光が閃々として閃めいて見えた。
「ご老師、姫をお願い申す。……殺生ながら敵七、八人斬って捨てずばなりますまい。――エーッ」
と裂帛の掛け声掛かるや、大いなる蝙蝠天井に向かって翩翻として飛んだかと見えたが、これぞ上州花隈の城主戸沢山城守直伝の秘法すなわち天狗飛切りの術。ひらひらと敵中に落ちた時には既に幾人かを斬っていた。
「わッ」と揚がる敵方の悲鳴。ドドドドと崩れる足踏みの音。
「敵は小冠者ただ一人じゃ。引っ包んで打って取れ!」
焦って叫ぶ鬼王丸。それに勇気を揮い起こし敵盛り返して来た時には、数馬はまたも空を飛んで老師の傍に帰っていた。
夜は次第に明けて来た。
大鼠山は桃色に輝き、戸外は全く明け放たれた。城内も今は悉く明るみ人の姿も鮮かに見える。
数馬は両刀を左右に握り、八方払い神妙剣、左右八双に身を固め、老師と姫を背に囲って、鬼王丸を睨み付けた。鬼王丸は廊下に近い室の片隅に突っ立ちながら刀も抜かず悠々と部下の兵を指揮している。