후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
室の内は云うまでもなく廊下にも隣室にも中庭にも軍兵ならぬ所はない。
どこから見ても三人には一分の勝味さえないのであった。
「ご老師、ひとつ思い切って険を冒すことに致しましょう」
数馬はオースチン師に囁いた。
「うむ、冒険? それもよかろう。が、何をするお意じゃな?」
「鬼王丸と一騎討ち。白髪首を取るか首級を取られるか、試して見ることに致しましょう」
「どうして接近なさる気じゃ?」
「宙を飛んで参ります」
「さような事、出来ようかの?」
「私、秘伝を心得おります」
「おお、勇ましい、おやりなされ!」
そこで数馬は改めて敵との距離を計って見た。少しく間が離れすぎている。
「また二、三人斬り仆すかな」――思うと同時につと進み出た。「わッ」と叫ぶ敵の群。長巻を揮って左右から数馬を目掛けて打ち込んで来た。身もかわさず左右の太刀をピューッと同時に振ったかと思うと長巻の柄を切り折っている。逃げようとするところをまた一振り。二人の兵は朱に染まり生死は知らず下に仆れた。サーッと引くのに付け込んで数馬は一間ほど前へ出た。
「どうかな間隔は? まだ少し遠い」
数馬は心中で呟きながら二本の太刀を天地に構えた。