후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
思うがままに苦しめて、そうして最後に嬲り殺しにし、木曽の館を滅亡してくれよう。
これが彼女の希望なのであった。
だが、彼女は、実のところ、現在の生活に飽き飽きしていた。阿諛と追従と軽薄との、凝り塊ったような殿中生活! 淫風はびこり肉の香漲り、息詰まるような貴族生活! 復讐の女神でありながらしかも本来根本においては清浄の処女たる彼女から見れば、そういう生活は耐えられなかった。耐えられない不快な生活が永年の間引き続いたのである。そこで「城をこっそり抜け出し、卑しい女に身をし、自由に二、三日遊んで見たい」という、こういう希望の起こって来たのは、当然なことということが出来よう。
しかし、そうはいうものの、彼女のような位置にある者が、こっそり城を抜け出して気ままに遊ぶというようなことは、絶対に不可能というべきであった。
何より恐ろしいのは内乱であった。不思議な彼女の圧力が上から抑えているがため、城中無数の男女どもは穏かに生活しているものの、一旦彼女が不在になったが最後、その無数の男女の中には、彼女に不平の者もあり、それが俄然一斉に立って、鳰鳥一味の者どもを一掃蕩しないものでもない。