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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
「日本小説 第一巻第三号~第二巻第七号」1947(昭和22)年8月1日~1948(昭和23)年8月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,047 字 · 322 页
と、てれたように、ニヤニヤした。
翌朝の食卓は、秋子さんの遺骨を迎えることもあるので、みんなそろって、食卓についた。みんなそろってと云ったところで、この食卓の顔ぶれからは、王仁、珠緒さん、千草さん、内海、秋子さんが殺され、海老塚が遠ざかり、残っているのは十二名、巨勢博士が旅行にでると、十一名になる。
神山東洋が巨勢博士に、
「巨勢さん。物的証拠をさがしに旅にでかけるそうですが、いかがですか、推理の一端について、もらしていただけないものですか。私はこの事件のヤマは七月二十六日事件、加代子さん殺しの場合にあると思うんだが、あれがもし、土居画伯をねらったものなら殺人鬼の仕業だが、加代子さん殺しが狙いとすると、犯行の動機は極めて単純明快になるんじゃないかな」
巨勢博士はニヤニヤ返事をしない。
ピカ一が口をだして、
「へえ、オレをねらえば殺人鬼か。それは又、とんだデク人形に見立てられて、恐縮だな。加代子さん殺しが目的なら、単純明快か。犯人は誰だい? え、わが悪徳弁護士先生!」
「そいつは分りませんよ。動機は単純明快と申したのです」
「じゃア、宇津木女史や王仁や内海は、どうなるんだい」