轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
「日本小説 第一巻第三号~第二巻第七号」1947(昭和22)年8月1日~1948(昭和23)年8月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,047 字 · 322 页
といえば一目おかれている敏腕家であった。
「何だい、それは」
「鈴ですがね」見たところ、極めて安っぽい品で、猫の首ったまにブラ下げるような鈴である。
「寝台の下に、もっと何かないか。おい、読ミスギ、お前チビだから、もぐってみろ」
と八丁鼻が兄貴風を吹かせる。読ミスギとよばれた刑事は本名は長畑千冬というのだが、どこでどうして覚えたのだか似合わぬ知識がある。ドイツ語などを齧っておって、医学の心得などがあるが、探偵のこととなると決して敏腕とは申されない。単純な犯罪を複雑怪奇に考えすぎ、途方もなく難しく解釈して一人で打ちこんでしまうから「読ミスギ」という渾名をとった。こんどの事件は東京から来たインテリ連の複雑な犯罪らしいから、案外こんどの事件に限って読ミスギにウマが合うかも知れないとカングリ警部が考えたから八丁鼻とコンビに連れてきた。八丁鼻は八丁先を鼻で嗅ぎだす敏腕だが、根が慌て者の一人呑みこみ、田舎の犯罪にはカンは確かだけれども、インテリの計画犯罪には読み方の足らない憂いがあるのであった。
屋敷の見取り図の画像
読ミスギはベッドの下へもぐりこもうと四ツ這いになったが、