轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
「日本小説 第一巻第三号~第二巻第七号」1947(昭和22)年8月1日~1948(昭和23)年8月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,047 字 · 322 页
「チェッ。ナイトぶりやがる。ヨーロッパなみに決闘を申込むなら、一人ずつ、相手になってやる。かたまらなきゃ、何も出来やしねえだろう。バカめ」ピカ一はテーブルの上のビールを二本、栓をあけて、一本ずつ両手につかんで、ラッパのみにしながら、庭の方へ出て行った。
「一度のす必要がありますな。ぐるりと囲んで鉄拳制裁は如何ですか」
神山東洋が言った。彼等夫妻はたいがい使用人の溜りへ遊びに行ってそっちでは喋りまくっているそうだが、我々の一座へまじると、殆ど口をだすことがなかった。
「君は腕ッ節が強そうだな。ギャングが商売じゃないの?」
とセムシ詩人、遠慮のない直感をアッサリのべる。然し彼は常にニコニコ、悪意がないから、誰も腹を立てないのである。
「恐れ入りましたな。そんな風に見えますか。これで実は、気も弱く、腕ッ節も全然見かけ倒しなんですよ」
「僕みたいに御婦人のために鉄拳をふるう実力がなくちゃ、恋愛の資格もないのだろうな。時代は益々麗人のために、鉄拳の用意が必要らしいや。どうだい、モクベエ、フランスにもセムシの剣客というのは、ないかい?」
「内海さんは私のために詩集を作って下さるのよ。