轻松读懂日语经典作品
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
彼を待つもの「キング 第二十六巻第四号」1950(昭和25)年4月1日、はるかなる青春「キング 第二十六巻第五号」1950(昭和25)年5月1日、〔欠題〕「キング 第二十六巻第六号」1950(昭和25)年6月1日、兄の立場「キング 第二十六巻第七号」1950(昭和25)年7月1日、ある少女の役割「キング 第二十六巻第八号」1950(昭和25)年8月1日、父の孤独「キング 第二十六巻第九号」1950(昭和25)年9月1日、愛と死と生の戯れ「キング 第二十六巻第十号」1950(昭和25)年10月1日、運命に逆うもの「キング 第二十六巻第十一号」1950(昭和25)年11月1日、変転の外に「キング 第二十六巻第十二号」1950(昭和25)年12月1日、この日あるがために「キング 第二十七巻第一号」1951(昭和26)年1月1日、二つの未来図「キング 第二十七巻第二号」1951(昭和26)年2月1日、希望の羽ばたき「キング 第二十七巻第三号」1951(昭和26)年3月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 138,262 字 · 276 页
今日、また、会う約束をしてしまつたんです」
「宮坂と別れる原因になつた、例の男かい?」
「えゝ、そのお話、まだ詳しくしてないわね」
「詳しく聞く必要があるかい? とにかく、宮坂と結婚する前から知つていた男だろう。それが、お前のところへ手紙をよこす。宮坂はそれに因縁をつけて、とやかくいうんだろう。しまいに、双方の感情が爆発してしまつた。それだけじやないか」
「それだけにはちがいないわ。たゞ、雲井つていうんだけど、そのひとは前からあたしに結婚を申込んだこともないし、宮坂のところへ行つてからも、手紙をよこしたつて、別にひとにみられてわるいようなところはちつともないの。他愛もない世間話や、自分の書こうとしてる小説の筋や、そんなことばかりなの。宮坂の怒るのが不思議でしようがなかつたのよ」
「まあ、それはどつちでもいゝとして、お前が宮坂と別れたことは、その先生、むろん知つてるんだろう?」
「知らせるには知らせたわ。その原因もついでに書いて、以後、実家の方へも、手紙は絶対にくれるなつて、言つてやつたの」
「どうして?」
「宮坂には二人の間がなんでもないことを断言してあるんですもの。