輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 156,085 字 · 312 頁

青空文庫

」

「なぜ、かえだまを、つくったんだね。」

「山下さんの蔵の中から、グーテンベルクの聖書を、盗むためさ。」

「かんしん、かんしん、きみは、そこまで気がついたのか。で、どうして、あの聖書を盗んだんだね。」

「あのとき、ぼくと、山下君のおとうさんと、山下君のほかに、四人の少年探偵団員が、がんばっていた。その四人の中に、にせものの井上君と、ノロちゃんが、まじっていたのだ。そして、たぶん、にせの井上君が、黄金怪人にばけたんだ。あの金色の衣装は、おりたためば、小さくなるにちがいない。にせの井上君は、それを、きたり、ぬいだりして、みんなをごまかしたんだ。」

「うん、そのとおりだ。あのときに、つかった金の仮面や、よろいは、ビニールに金のこなをぬったもので、蔵の中のうす暗い電灯だから、ごまかせたんだよ。にせの井上は、その金の衣装を、二くみ持っていた。子どもの大きさのと、おとなの大きさのとね。おとなの衣装には、足にタケウマのような棒がついていて、せいが高くなるんだ。それを、電灯の消えているまにきかえて、うす暗い蔵のすみに立って、みんなを、おどかしたんだよ。ぬいだときには小さくたたんで、本棚の大きな本のうしろにかくしておいたのだ。