Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

九月二十日

九月二十一日

心を動かされることが多い。あの笞うたれることをおそれるあまり、その前夜に、それ以上の罪をおかす者の心が分る。どうしてもロシアには大きいところがある。偉大になるべき分子が非常に多く蔵されて居る。やがて文明の先達者となる北方の民の現在の潜勢力に畏怖せよ。

九月二十日(水曜)

夏目さんの「行人」を読む。まだ少しのこって居るけれども二時すぎまで一生懸命になってしまった。頭が疲れた上に興奮したので、床に入ってからも少し長い間眠れなかった。毎日あつい。随分残暑の長いことだ。けれど流石に夜になると好心持になって来る。屋根裏で仕事をして居る大工が真裸体で居る。このむしむしするのに気の毒なことだ。下の座敷へ塵が一杯落ちて来るので、勉強部屋の本箱に入りきれない□だけ子供達の部屋わきに持って来て、英男の机をかりる。如来氏大理石にほる字を書いて来られた。

九月二十一日(木曜)

昨夜十二時すぎてから長く本を読んで居たので今朝はいつもよりすっかりおそく起きた。そして、北原白秋氏が私にと来られたのを、御帰ししてしまったと云う話をきく。おきのどくだった。 Cranford を読む。