Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
一月二十九日
一月三十日
一月二十九日(土曜)
今日は同級会の日で千葉先生のお話だと云う。私は伺って来たかったけれ共あの無智な人達の目を思うとその前にお立ちなさる先生を見るに忍びないのでやめてかえる。「農村」を到々見出した。非常に嬉しい。第二を終る。
女子大学の入学試験は四月の七八日頃だと云う。余裕を与えられた様な気がする。そうすればそんなにせわしい思いはしずにすむ、書きたいものも書けるのである。四月頃にはどんな苦痛があっても『小さきもの』として出版する。私の一歩のたしかなふみ出しは実に必要である。ルッソーの自然ニ帰ル説には同意出来ない節々があるけれ共、「エミール」の教育論に関しては幾分そうであった方がよいと思う事がある。すべてを□□□自分のたしかな直観の観念を持つと云う事は私共にも大切な事ではあるまいか。
一月三十日(日曜)
美音会に行く。可愛いと思った人は一人も居なかった。青柳有美、岡田信一郎氏などに会う。青柳と云う人は思ったよりいやでない様子の人であった。三つほどきいてじきに帰った。
沢山仕なければならない事があったにも介わらず何も出来なかった。
「貧しき人々の群」も出来なかったし、さほどのものもよめなかった。