Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
六月十八日
六月十九日
周囲の緑の中に紫陽花の花が美くしく見えた。
青雨らしい響で降って居る、心がしずまる様である。石川先生が貧児のことを書いたのを持って来て見せて下さる。非常に単純なのに喫驚させられた。Little Women Chapter III までをすっかり見る。大瀧氏来訪、彼のおばあさんが脳溢血で半身不随になって居ると云う。可哀そうなのは奥さんである。又一苦労ふえるのだろう。夫の奥さんなのか姑の奥さんなのか一寸は分らない今の日本の有様である。夜山尾来る、頭を三角刈りにして居るので人相が悪く、よく下等なものの様な感じを与えた。母上一時間ほどで寿江子の単衣を縫いあげて仕舞われた。心持がよさそうである。何でも手早い腕を持って居る人は幸福である。夜になって雨が上って仕舞った。
お雪が一寸ばかりのはこべを持って来た。心持が見えすいていやであった。道男のことを馬鹿にしたらしく種々云うのが気にさわった。
六月十九日(月曜)
出席
十一時から学校に行く。松が少しまるくしてあるのでよっぽど心持がよくなった。
書棚に氷店のカーテンの様なレースのかけてあるのはいやである。あんな趣味がとはなさけなくなる。