Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

二月二日

二月三日

二月二日(水曜)

英語ディクテーション

英男が四十度の熱を出したので家中ごった返して仕舞った。何も出来ない。明日小此木先生へ行かなければならないのに作文は出来ても居ず文法はさらってなしいやになって仕舞う。

夜は四時まで暗い灯の下に起きて居た。

頭が疲れて来て居たので作文も思う様には出来なかった。僅ばかりニイチェを読んだけれ共あんまり明かには分らなかった。

二時すぎて来ると妙に四辺が寒くなって羽根布団にくるまって居てもぞくぞくしたほどである。

二月三日(木曜)

欠席

十一時まで寝てしまった。学校には行かれない。小此木先生も同様。

何だか頭が重いのでそわそわして何も出来ない。

頭を使うわりに私は食物を多くとりすぎる傾向か。少し考えなければならない。

夜は赤ちゃんが大変泣いて二時半まで掛ってしまった。

英男の熱が高い、皆心配して居る。

どうかして早くなおしたいものである。

本を読むでもなく一日ごたごたくらして仕舞う。

どこか馬鹿になった様で気が気でない。

「貧しき人々の群」も早く書きあげなければならないのになかなかそれどころではないのにこまる。

二月四日(金曜)