Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
三月八日
三月九日
妙に過敏になって昨夜うなされてばかり居たのですっかり疲れてしまったのである。
三月八日(水曜)
欠
父上から電報が度々来たのでとうとう英男をつれて七時の汽車で京都へ出発なさった。
お送りに行く。途中雑誌を買い新橋の博品館で手袋を買って行ってあげる。
午後から行くつもりであったのにとうとう欠席してしまった。
明日からは是非行く。夜数学をさらいながらこの恐ろしい学課とももう一二週間で別れるのだと思うとたまらなく嬉しい気持になった。小此木先生のが出来ないので気が気でない。金曜に行くのを止め様か等と思って見る。主婦の居ない家は妙にがらんとして底淋しいものである。火事だの泥棒だのに過敏になる。
三月九日(木曜)
夜は英語と、絵の下絵のさがしとで大抵つぶれてしまった。
この頃はいそがしくて実にこまる。来週中はせわしいであろう。
ねる前にコーヒーを飲んだので少し興奮して床に入ってから目がさえてこまった。
自分の書いて居るもののことなどを思うと妙に感情的になって、祈りたい様な気持になってしまった。
手を胸に組んでしずかにして居る内にねてしまった。
幾何試験があったが、こまりもしなかった。