Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

一月六日

百三十八枚ある。自己反省の多い人間は悲しみが多い。考えなければならない様に生れついて居る人々は淋しい。多勢の人間が集まって居ながら一人一人異った考えを持って居るのを思うと、真に一人一人の人間の集合だと云う事は明かに思われて来る。確かな自己をとり守って、やがて大きな自己拡張を行いたいと思う。苦難に堪える自分を作る事は必要だろうかと云う事は思われて居る。

一月六日(木曜)

日記を付けると云う事は一日を尊重する気持を起させる。寝る前にその日一日の記録を残そうとするときに余りする事が少なかったとき、考える事の貧しかったときは恥を感じるだけでもどの位私をすすめて行く事か知れない。私は確かに自分を大切に育てて居るだろうかと云う事は疑問になって来る、私は人より勉強して居ると思って居る、考えると思って居る。けれ共それが毎日どれだけ私の実質を作って行くかと思うと情なくなる。私は無自覚ではない。少くとも自分の力を或る程度までは頼って居る。それが有るばっかりで私は自分の生きて居る歓びを感じて居るのである。どこまでも育てなければならない。明日は早く起きてさっさと仕様とその事はつくづく思わずには居られない。