Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

四月三日

四月四日

四月八日

「貧しき人々の群」を見ていただきたいと云って来た。

本田の道っちゃんと直之さんが来る。

御父様御母様浅草、午前中さらった丈で夜は英語なんかちっとも見とれなかった。

四月三日(月曜)

一日家に居て文法や何かをさらう。

何と云っても気が引きしまる。

私の新らしい生活の始まるのである事を思うと よしそれがやさしいものであっても馬鹿にすべきではない事を思う。

四月四日(火曜)

入学試験 Conversation と英文和訳と Dictation があった。

割合にやさしいなと思った。

同じ日の午後に発表、女学校に入った時ほどうれしくはなかった。ひどい風が吹いてたまらない。夜は早くねる。

お父様山形御出発。

非常に混乱した心持であった。

四月八日(土曜)

午前学校へ帯どめをとりに行く。何と云う図案なのかとあきれてしまった。

千葉先生に御目にかかって来る。日曜の午後は居るとおっしゃった。

「おめでとう」と後から声をかけて下さったとき何とも云われないうれしさがこみあげて来た。坂本さんがラセラスの訳を拝借して来たと云う。

帰りに芝へ行く。お婆さまが一人でぽつねんとして居らっしゃるのを見たら可愛そうになってしまった。