Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
一月十三日
一月十四日
気がふさいで、仕なければならない事が山程あってもするのがいやである。明日帰りに又榎本さんへ行かずばなるまい。
いそがしいのに気分を悪くさせては置けない。
今日も亦何も書かずに仕舞うのかと思うとたまらなくなる。
もう二三ヵ月ほかないのにどうするのかと云う様な気になって来る。
四月の一日に発行できる様に仕たいと思いは思ってもなかなかむずかしい。
ああ歯がいたい。何も考える事も何も出来やしない。
ほんとにいやになる。
一月十三日(木曜)
〔読書〕「人及芸術家としてのトルストイ並にドストイェフスキー」
今日は朝から歯が非常に痛んで殆ど堪えられなかった。
体の一部に故障のあると云う事はまるで私の生活を真面目さから奪って仕舞って、半夢中に暮して仕舞った。
帰りに榎本へ行ったけれ共歯ぐきを切られたり電気をかけられたりして辛い思いをした甲斐もなく痛みは止まらなかったので、家へ来るとすぐ床に就いて仕舞った。
ろくに物もよまず書きもしずに一日を送った事が非常にくやまれた。
けれ共肉体的の苦痛には堪えられなかった。
一月十四日(金曜)
〔読書〕「西洋哲学史」、「人及芸術家としてのトルストイ並にドストイェフスキー」