Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

七月二十八日

肩上げを下ろしたりしてあるのですっかり大きく見える。久しぶりでピアノをきく。なかなか上手になって居る。けれどもあの部屋がものは好いのに何だか一致してすべてが互に fit して居ないのであまり好い感じがしない。故母君の御書きなすったと云う英語の手紙を見せてもらう。字も達者だしなかなか自由に書いてある。鹿鳴館時代の産物であろう。夜古市氏から御祝を云って下さる。すっかり学校時代と違った字を書いて居るのを見ると、私ばっかり折釘を並べて居るなあと思う。

夜蜷川、高嶺、古市氏へ手紙を書き少しゴーリキーの「懺悔」をよむ。

友達の誰彼れを書きたい一句が浮んで居るがもう少し condense を要す。

七月二十八日(金曜)

本田の道っちゃんの所へ電話でいらっしゃいと云ておやりなさる。来なかった。断り位云ってよこしそうなものなのにと皆云って居た。夜松岡さんが来る。私のことを祝ってくれた。もうじき奥さんが又子供を生むのだと云う。生めよ殖えよはいいけれどもなかなか生活に追われることであろう。すべては老いて来る。自分も若いと云いながら死に向って一歩ずつ進んで居ることはうたがいない。