Japanische Klassiker mit Furigana
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lesen Sie 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.525 Zeichen · 334 Bildschirme
その五十九
「天下何思何慮、天下同帰而殊塗、一致而百慮」といい、「日往則月来、月往則日来、日月相推而明生焉、寒往則暑来、暑往則寒来、寒暑相推而歳成焉」というが如く、人の運命にもまた自然の消長がある。須く自重して時の到るを待つべきである。
「尺蠖之屈、以求信也、龍蛇之蟄、以存身也」とはこれの謂であるといった。五百の兄広瀬栄次郎が已に町人を罷めて金座の役人となり、その後久しく金の吹替がないのを見て、また業を更めようとした時も、抽斎はこの爻を引いて諭した。
その五十九
抽斎はしばしば地雷復の初九爻を引いて人を諭した。「不遠復无祗悔」の爻である。過を知って能く改むる義で、顔淵の亜聖たる所以は此に存するというのである。抽斎はいつもその跡で言い足した。しかし顔淵の好処は啻にこれのみではない。「回之為人也、択乎中庸、得一善、則拳拳服膺、而弗失之矣」というのがこれである。孔子が子貢にいった語に、顔淵を賞して、「吾与汝、弗如也」といったのも、これがためであるといった。
抽斎はかつていった。「為政以徳、譬如北辰、居其所、而衆星共之」というのは、独君道を然りとなすのみではない。人は皆奈何したら衆星が己に共うだろうかと工夫しなくてはならない。