Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lesen Sie 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.525 Zeichen · 334 Bildschirme
その六十五
雷が鳴り出すと、蚊の中に坐して酒を呼ぶことにしていたそうである。
抽斎のこの弱点は偶森枳園がこれを同じうしていた。枳園の寿蔵碑の後に門人青山道醇らの書した文に、「夏月畏雷震、発声之前必先知之」といってある。枳園には今一つ厭なものがあった。それは蛞蝓であった。夜行くのに、道に蛞蝓がいると、闇中においてこれを知った。門人の随い行くものが、燈火を以て照し見て驚くことがあったそうである。これも同じ文に見えている。
その六十五
抽斎は平姓で、小字を恒吉といった。人と成った後の名は全善、字は道純、また子良である。そして道純を以て通称とした。その号抽斎の抽字は、本※に作った。※、※、抽の三字は皆相通ずるのである。抽斎の手沢本には※斎校正の篆印が殆ど必ず捺してある。
別号には観柳書屋、柳原書屋、三亦堂、目耕肘書斎、今未是翁、不求甚解翁等がある。その三世劇神仙と称したことは、既にいったとおりである。
抽斎はかつて自ら法諡を撰んだ。容安院不求甚解居士というのである。この字面は妙ならずとはいいがたいが、余りに抽象的である。これに反して抽斎が妻五百のために撰んだ法諡は妙極まっている。