Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

九月十七日

九月十八日

を買って来る。『行人』の装幀はかなり好い。

九月十七日(日曜)

坪内先生にあがる。見ていただきこまかい御注意をうかがう。歴史などの話も出てグリース史をかして下さる。「鈍色の夢」の筋に関しての御意見

一、非常にアンビシャスなもので、勇気をもってやって見れば立派に出来れば大したものだ。

二、庸の助を現在的に出すこと、浩の対照として、お咲を働かせ、おらくをいかせる。

三、孝の進の履歴をもっとよくして、浩に遺伝的好い気持のある様にすること。

四、浩の境遇よりうけたる精神上の変化並びに異性に対しての心持を出すこと。

五、主要人物事件以外をなるたけぼかすこと。

めずらしくHが来る。相変らず dull な顔をして、気力のないこと甚しい。何だか心持がどうしてもしっくりしなかった。あのまんま□□帯でてらされて行うだ。

九月十八日(月曜)

明日午後七時まで小此木先生

『死人の家』と、『死後は如何』を云いつけてやる。あついので買いに行くのも、おっくうである。 Cranford を少しよんで、主な人物をこまかく書いて見る。お咲の容貌がどうしても明かに目に浮んで来ぬので、気になって居る。どこかへ行って見よう。