Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
一月二十三日
一月二十四日
一月二十五日
私の心を苦しめて居る様々の苦困を私のみが噛みこなしてあわれんで行くのみである。
一月二十三日(日曜)
漢文の先生。私の心の中には種々な争闘が起って居る。
二つの心と心の衝突、何と云う可哀そうな事であろう。
私は自分の心の産む沢山の悩みにいじめられて自分を失って居るのである。
私は非常に考えなければならない。
気が重くて何も出来ない。
「貧しき人々の群れ」を書き出したのだけれ共一寸も考えがまとまらない。すべてものの考え方の一変転期にある事を予想するのである。貧者に対してもって居た気持の偽である事、偽りの多い生活をして居る事をはずかしく思う。
一月二十四日(月曜)
父上山形出発
何一つまとまった仕事の出来ない心持である。
今日明日の内に私のこの気持をきまりをつけなければならない。
非常な不安と、淋しさに迫られて、一時も静かな時のない事は実に苦しい。
私は生き方をかえなければならない必要に迫られて居る。
一月二十五日(火曜)
欠席
昨夜四時まで道っちゃんと種々な問題に付て話し大変心が安まった。
明日からは勉強が出来る。もう一月もすぎて仕舞うのだから実際うっかりしては居られない。