Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme

Aozora Bunko

六月五日

電車の中で、玉突きのキューを持ちながらふざけちらして居る二人の若い男を見た。やがて御前方も死ななけりゃあならないのを知って居るのか? 二人の土方が大変無邪気な愛すべきものの様な様子をして居た。なまじいの紳士より彼等の方がいかほど人間らしくあり尊ぶべきであるか。「無題」三枚を書く。「後に来るものに」を読み動かされた。佐藤さんから電話のときに坪内先生の事や何かの話が出た。夜は美くしい月を輝かせながら涼しく更けて行った。

今日の様に暑いと又五色の霧を思い出した。

六月五日(月曜)

欠席、随分暑く風が強かった。午後から小此木先生へ行く。『アラディンとパロミダス』を御返ししメーテルリンクの批評を読んで来る。帰りに Little Women. 55 を買って来た。一昨日から青山でスミスが人民の心を熱狂させて居る。ああなると単に飛行機のりと云う以上の感激を与える。立派なものである。今日も国、道男が行ったが塵と音響がさぞひどそうなのでやめにした。夜は花火を散らすとかで父母英男出かける。小此木先生の所で、Longfellow の詩のよいのにしるしをつけていただく。この夏休みには「ペリアスとメリサンダ」