Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 81.739 Zeichen · 164 Bildschirme
七月十二日
あんなに睡眠不足で、気苦労をして、それでろくに頭は育たないのだと思うと気の毒になり、女の天職も亦易からずと思わざるを得ない。
七月十二日(水曜)
中公の瀧田氏から返事が来た。よく書いてはあっても雑誌には内容がむずかしすぎたりするので営業上から已を得ずことわると云って来た。少しもがっかりしないのみか幾分安心した。――芸術的良心の満足とでもいいそうな心持がした。あの中に出て居る――『婦人公論』に出て居るどれもの様なものは自分は書きたくないしするから、雑誌向きでないからと云うことは、非常に自分の満足するところである。いよいよ新潮あたりから単行本にして出すことにする。却って非常にうれしい心持がして居る。いろいろ表紙のことなども考えられて居る。午後になってから文房堂へ行き帰りに『ドン底』と『春の水』を買って来て、「春の水」の方をすっかりよんでしまう。夜は、漸々「小さき憂悶者」の書き出しが出来た。かなり自分の心持が出せたと思う。久米氏が徴兵検査をうけに行くそうだ。どうぞ当らない様に。
七月十四日(金曜)
今日午後、瀧田氏が見えて原稿をかえしながら、『中央公論』