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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(六)結納の行方

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(六)結納の行方 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.597 Zeichen · 289 Bildschirme

Aozora Bunko

「見や、銭形とか何とか言ったって、あの態は何だい。石原の親分が病気でなきゃア、あんな馬鹿なことを黙って見ちゃいめえ」

「全くだよ、狸が泥棒したって話は、開闢以来だ。猫に小判ならわかるが、狸に小判じゃ洒落にもならねえ。神田からわざわざ本所まで恥をかきに来たようなものさ」

いやもう滅茶滅茶です。

平次はしかし驚く様子もなく、一向平気な顔をして、予期した幕切れを待っておりました。

それから三日目、とうとうその日が来ました。

「親分、お品さんが見えましたよ」

取次ぐガラッ八をかき退けるように、平次は待っていましたと言わぬばかりに飛出しました。

「お品さん、挨拶は抜きだ、あれはどうなった?」

「親分、とうとう出かけましたよ」

「そいつはしめたッ」

「親分に言い付かった通り、押上の笛辰の家を三日見張っていると、今日昼頃どこかの小僧が使いに来ました」

「フムフム」

「すると笛辰は夕方からブラリと出掛けたんです。よっぽど後をつけようと思いましたが、万一覚られると藪蛇だと思って、とりあえず駕籠でここまで駆け付けました」

駕籠で来たくせに、あまりの緊張にお品は息を切っております。

「それで何もかも片付くだろう。