Japanische Klassiker mit Furigana
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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
Lesen Sie 一休さん (いっきゅうさん) von 五十公野 清一 (いずみのせいいち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 40.517 Zeichen · 82 Bildschirme
わかれを つげて
わかれを つげて
まだ お母さまが じょうぶで、京都の はずれに すんでいました。さいごんじを でた 一休さんは、ひさしぶりに 母の もとを たずねていきました。
「お母さま、わたしは びわこの ほとりに しゅぎょうに いきます。しばらく おわかれに まいりました。」
「びわこの どこに いく つもりじゃ。」
「かそうさまの おでしに して いただきたいと おもいます。」
かそう という ぼうさんは むらさき野の 大とくじ という りっぱな おてらの じゅうしょく でしたが、そのころの だらくした ぼうさんばかり いる 京都を のがれ、びわこの かただの ほとりに、みすぼらしい いおりを たてて、そこで ふかい しゅぎょうを している、よにも まれな とくの たかい ぼうさんでした。
「それは けっこうです。でも おまえは どなたかの てがみを いただいて いますか?」
お母さまは たずねました。
「いいえ。」
「それでは むずかしいのじゃないか。かそうさまは めったに でしを とらぬと もうします。」
「でしに してくださらなければ、いおりの まえに ざぜんを くんで、しんでも うごかぬ かくごです。