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Japanische Klassiker mit Furigana

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しぶえちゅうさい

渋江抽斎

森 鴎外

Lesen Sie 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.525 Zeichen · 334 Bildschirme

Aozora Bunko

これは上直ちに天明四年から天保八年に至るまでの五十四年間の允成の日記に接して、その中間の文政五年から天保八年に至るまでの十六年間は父子の記載が並存していたのである。この一大記録は明治八年二月に至るまで、保さんが蔵していた。然るに保さんは東京から浜松県に赴任するに臨んで、これを両掛に納めて、親戚の家に託した。親戚はその貴重品たるを知らざるがために、これに十分の保護を加うることを怠った。そして悉くこれを失ってしまった。両掛の中にはなお前記の抽斎随筆等十余冊があり、また允成の著す所の『定所雑録』等約三十冊があった。想うにこの諸冊は既に屏風襖葛籠等の下貼の料となったであろうか。それとも何人かの手に帰して、何処かに埋没しているであろうか。これを捜討せんと欲するに、由るべき道がない。保さんは今に※(「二点しんにょう+台」、第3水準1-92-53)るまで歎惜して已まぬのである。

『直舎伝記抄』八冊は今富士川游君が蔵している。中に題号を闕いたものが三冊交っているが、主に弘前医官の宿直部屋の日記を抄写したものである。上は宝永元年から下は天保九年に至る。所々に善云と低書した註がある。