Japanische Klassiker mit Furigana
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lesen Sie 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.525 Zeichen · 334 Bildschirme
脩はこの年十二月に工部技手を罷めた。
水木はこの年山内氏を冒して芝新銭座町に一戸を構えた。
抽斎歿後の第二十七年は明治十八年である。保は新聞社の種々の用務を弁ずるために、しばしば旅行した。十月十日に旅から帰って見ると、森枳園の五日に寄せた書が机上にあった。面談したい事があるが、何時往ったら逢われようかというのである。保は十一日の朝枳園を訪うた。枳園は当時京橋区水谷町九番地に住んでいて、家族は子婦大槻氏よう、孫女こうの二人であった。嗣子養真は父に先って歿し、こうの妹りゅうは既に人に嫁していたのである。
枳園は『横浜毎日新聞』の演劇欄を担任しようと思って、保に紹介を求めた。これより先狩谷斎の『倭名鈔箋註』が印刷局において刻せられ、また『経籍訪古志』が清国使館において刻せられて、これらの事業は枳園がこれに当っていたから、その家は昔の如く貧しくはなかった。しかしこの年一月に大蔵省の職を罷めて、今は月給を受けぬことになっているので、再び記者たらんと欲するのであった。
保は枳園の求に応じて、新聞社に紹介し、二、三篇の文章を社に交付して置いて、十二日にまた社用を帯びて遠江国浜松に往った。