Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(六)結納の行方 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.597 Zeichen · 289 Bildschirme
「八、皆んなの身許を洗って来るんだ。白旗直八や左孝はいうまでもねえが、板倉屋伴三郎の女出入り、――世間で評判を立てているお勢との仲や、その他の事も、解るだけ洗って来い。町内の髪結床と湯屋と、番所と、板倉屋の向う三軒両隣を当ったら、殺しの筋だけでも恰好がつくだろう」
「合点、そんな事なら朝飯前だ」
ガラッ八は飛出します。
その後ろ姿を見送った平次は、静かに二階へ登ると、主人喜兵衛に案内されて、何より先に間取りの具合を見るのでした。
「燭台はどこに置いてあったんです。板倉屋の旦那はどこに居ました」
矢継早な平次の質問を浴びると、
「待って下さい親分さん。私じゃ解りません、お勢を呼んで来ましょう」
喜兵衛は兜を脱ぎます。
「お勢も呼びたいが、――その前に訊きたいことがあります。板倉屋の旦那は、鬼ごっこの途中で階下へ行ったんですね」
「三輪の親分もそればかり気にしていましたよ、――板倉屋の旦那が二階から降りたのは、二階の広間の灯が消えてしばらく経ってからで、死骸を見つけるほんの少し前でしたよ」
「別に変った様子は?」
「いつもの通りで、――やれやれ追い廻されるのも楽じゃない。