Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
Lisez 宮本武蔵(一) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 231 525 caractères · 463 écrans
茶漬
一
――気をつけておいでなさいね」
「なんだ、おら、独りぽッちになるのか」
「でもまた、縁があれば、どこかで会う日があるかも知れません――城太郎さんも旅が家、わたしも尋ねるお人に巡り会うまでは旅が住居」
「いったい、誰をさがしているの、どんな人?」
「…………」
お通は答えなかった。馬の背からにっこと別れの眸を与えただけであった。河原を駈け出して、城太郎は、渡舟の中へ飛び乗っていた。この舟が夕陽に赤く隈どられて、河の中ほどまで流れだした頃、振り返ると、お通の駒と喜左衛門の姿は木津川の上流が遽かにその辺りから狭くなっている渓谷の笠置寺道を、山蔭の早い夕べに影をぼかして、とぼとぼと、もう提灯を燈して歩いてゆくのが見えた。
茶漬
一
およそ今、天下に虻や蜂ほど多い武芸者のうちでも、宝蔵院という名は実によく響いている。もしその宝蔵院を単なるお寺の名としか弁えないで話したり聞いたりしている兵法者があるとしたら、すぐ、
(こいつ潜りだな)
と、扱われてしまうほどにである。
この奈良の地へ来ては、なおさらのことであった。奈良の現状では、正倉院が何だか知らないものはほとんどだが、槍の宝蔵院とたずねれば、