일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

いまやその一端と一端とが、互いにどこかで触れ合ったらしい。

まだ、武田方としては、全陣形の立直しに、確と、足場も定まらないうちにである。

当然、一部の陣地に、混乱があらわれかけた。

しまったと、信玄もここは血の逆流する思いがしたろう。それかあらぬか、彼のいる幕囲に近いところから、突如として、大太鼓の音が、勇壮な階調をもって、つづけさまに鳴りとどろいた。

が――戦闘要意である。

なおまだ、遮二無二攻勢にかかれという押太鼓の音ではなかった。

「御使番、御使番!」

そのそばで、旗本たちが呼びたてていた。山本道鬼や原隼人なども、みな各自の持場へ急ぎ帰って、もうここには姿のなかった後である。

「ハッ。お召で」

百足旗の者が二、三名かけこんできた。誰の眼といい唇といい顔色といい、もう平常のものではない。

「重ねての御命だ! 先陣左右各隊とも、持場持場をかたく怺えて、徒にも陣地を出ず、かりそめにも退かれな。ただよく敵の猛撃をその位置において死守応戦せられよ、とある。急いで諸所の大将へ触れられい」

本陣からの再度の命令をうけると、伝令はまた思い思いに背の百足旗を翻して走り去った。