일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

流れる首

「おさらば」

と、いった。

典厩は、痛ましげな目を凝らして見送った。道鬼入道のからだには、すでに幾つかの槍瘡や弾傷が認められた。しかし少しも屈する容子はなく、忽ち、しゃがれ声をふり絞って、何かを、戦塵の裡へ叫んでいた。

流れる首

典厩信繁、その日の装いは、卯の花おどしの鎧に、鍬形のかぶとを猪首に着なし、長槍を小脇に、甲斐黒の逸足にまたがっていた。兜を後にかけて、血しおどめの鉢巻に乱髪をなであげ、健気にもみずから陣頭に立っていたが、何思ったか、

「源之丞、源之丞」

と、駒側の家士、春日源之丞をさしまねいて、背に纏っていた紫紺地の母衣を引きり、

「これは、父信虎様のおかたみであった。お筆蹟もある母衣、敵に奪られては、後々まで御名の汚れになる。そちにこれを預けおく程に、わが子信豊に渡してくれよ」

と、投げやった。

源之丞は、あわてて拾い取ったが、

「わたくしにこれをお預けの上、若君へ渡せとのおさしずは生きて甲府へ帰れとのおいいつけですか。憚りながら、余人にお命じ下さい。きょうのこの場は、一歩も退けません」

と、喚くが如く、泣くが如く、馬上の主人へいい返した。

典厩は、わざと怒って、